北山昌樹 『ヴァン・コートランド/手紙(仮)』

¥ 1,500

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※1回のご注文毎に送料200円が掛かります。

<>外部サイトに貼る
外部サイトへの埋め込み方

下記コードをコピーして、あなたのwebサイトのHTMLに貼り付けてください。

通報する

北山昌樹 ファースト・ソロシングル
『ヴァン・コートランド / 手紙(仮)』

1.ヴァン・コートランド  作詞・作曲:江村健
2.手紙(仮) 作詞・作曲:西池崇

2016.12.2発売 ¥1500
2曲入りアナログ+4曲入りCDR
※ドーナツ盤用アダプタは不要です。

参加ミュージシャン
ギター 塚田直 / ベース 河野薫
ドラム 北山ゆう子 / ピアノ 谷口雄
フルート 関素子
トランペット&フリューゲルホルン 國見智子
サックス 三橋俊哉 / バイオリン 梶谷裕子
バイオリン 高橋暁 / バイオリン 丸山明子
バイオリン 柳川浩子 / ヴィオラ 石田浩子
チェロ 阪田宏彰

アレンジャー 坂和也

レコーディングエンジニア 冬野竜彦 / 平野栄二
レコーディングアシスト 白石成織
ミックス&マスタリングエンジニア 冬野竜彦
レコーディングスタジオ Studio Happiness / ORIZZONTE STUDIO
ジャケットデザイン&写真 かりこみくん


MIAMI(マイアミ)やアニマルズのボーカル/ギターとして、そして数々のバンドのドラマーとして活躍中の北山昌樹。ソロ名義の音源としては初となる作品が届いた。

2曲入りのシングル盤、しかも7インチアナログでのリリースとなる。尚、プレイヤーを持っていない人やスマホ等で聴きたい人のために、本編+カラオケverを追加した4曲入りCDRも同梱している。この時代にシングルというのもカッコいいし、それが7インチとはいかしている!

アナログレコードの人気が盛り返しているというニュースは最近よく聞くが、既発CDのアナログ化でなく新作をアナログで発表する、というのは更にカッコいいなと思う。レコーディング中というニュースを聞いたときから興奮して、完成を心待ちにしていた。わくわくしすぎて、33回転のままスタートさせてしまって慌てふためきました(笑)


さて『ヴァン・コートランド/手紙(仮)』である。まずその衝撃的なジャケット写真にも驚くが、針を落としてみるとそのサウンドに意表を突かれる。MIAMIやソロ名義でのライブでは、弾き語りやシンプルなバンドサウンドで演奏する彼だが、今回は総勢13名の豪華メンツ、生の管弦入りの煌びやかな音像となっている。アレンジは坂和也によるもの。

また北山は、今回においては演奏・作詞作曲をあえて行わず、それぞれ江村健・ニシイケタカシが楽曲を寄せている。

「ヴァン・コートランド」を書いた江村健とは、彼自身の「emura ken band」で北山がドラムを担当したり、2人ユニット「川上音二郎」でも活動する仲。ファーストシングルに相応しい、希望と潔さに満ちた快活なナンバーだ。emura ken bandは当ショップでも扱わせて頂いていますが大好きで素晴らしいバンド。いつかセルフカバー・バージョンも聴いてみたい。

ニシイケタカシの「手紙(仮)」は、彼のライブではこれまでも披露されている名バラード。僕も大好きなこの曲は、人気が高いにもかかわらずこれまで音源化されていなかった。なんと本人よりも先の発表となったわけで、このスタンスもとても粋な気がするのだ。

これらの曲を歌手として歌う北山。しかしながらともに借りて来た感じは皆無で、完全に自分の曲のように歌いきっている。リッチなアレンジも完全に自分のものにしており、豪華なサウンドに見劣りすることなく、その中で自由に泳ぎまわっているみたいだ。

彼の言によれば、M1は後期プレスリー、M2はバカラックを歌うBJトーマスを目指して尾崎紀世彦のように歌う事を目指したとのこと。なるほどいつもよりも張った声で、堂々と、あるいは色気のあるパフォーマンスしているという印象を受けたのだが、そういう意図があったのだ。

オフボーカルverを聴くとアレンジにもその意図が伝わってくる。雨の雫がfallin on my headして来そうである。

冬野竜彦・平野栄二をエンジニア/ミキサーに迎えた今作は、揺るぎなく豊穣で力強い鳴りをしている。温かいのに古臭さはなく、ボーカル、アレンジ、サウンド、これらが極上の音像を作り上げている。ああ、今いつなんだと。どこの国なんだと、ちょっと分からなくなるくらいの仕上がりである。そんな錯覚は、逆にいえば彼が狙ったアーティストの世界観のような、普遍的で時代を選ばない仕上がになっているのではないだろうか。

今回の2曲を聞いているとーーこれはマイアミのときにも感じる北山の大きな魅力なのだがーーロマンチックでハードボイルドな映画のワンシーンのようで、情景が思い浮かんでくる。北山さんの優しさや男臭さやロマンチシズムが生き生きと詰まっている意欲作。完売してもセカンドプレスをするかはまだ分からないらしいので、ぜひ、今のうちに。